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2月〜4月 人工採苗期間
2月下旬、選抜された貝を用いて人工授精を行います。その後、陸上水槽での飼育を経て、4月下旬に沖出しします。
5月 挿核時期
母貝の生殖巣に核とピースと呼ばれる真珠層を分泌する外套膜の切片を移植する作業です。真珠の出来に大きく影響する作業で、熟練した技術が要求されます。
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夏 赤潮の頻発時期
海況調査と現場応対に力が入ります。また、フジツボなどの付着生物が大量に付く時期でもあるので、養殖貝の管理も非常に重要になってきます。
秋
夏期の高水温で貝にはストレスが蓄積しており、感染症対応やへい死調査が行われます。 |
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10月
来年の挿核作業に向けて母貝の仕立て(貝の生理活動を抑制し、挿核しやすくすること)が始まります。
12月 浜揚げ
貝から真珠を取り出す作業です。真珠の出来を調べ、今後の研究へとフィードバックさせます。
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より良い貝を生産し、適切な養殖管理のもと、より良い真珠を作る。そのために、育種研究や英虞湾の海況調査(赤潮生物や餌料生物、漁場環境の動態を詳細に調査)を行っています。また、養殖技術の改善や開発も行い、特に、福岡県相島(ミキモト博多真珠養殖場)における、天然貝を用いた大珠かつ高品質の真珠の安定生産に向けた養殖技術の改善に取り組んでいます。
また、研究を行う上で、現場を知るということはとても重要です。現状を知り、問題点や改善すべき点、そして何が求められているのかを見出し、研究へと繋げる。その為に、研究所と隣接するミキモト多徳養殖場での養殖工程への参加にも重点を置き、実際に体験を通じて多くのことを学んでいます。
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経験した業務内で一番印象的なのは、相島での潜水調査中に遭遇した、養殖中のアコヤガイと同じ目線から見た海中風景です。養殖中のアコヤガイ達はこのような空間で、
このような環境で過ごしているのかと、アコヤガイの生活をほんの少し垣間見ることができたような気がしました。寒さの中、30mを超える水深での反復潜水は体力的に辛いものがありましたが、格別な思いで潜る事ができたのを覚えています。
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真珠養殖のパイオニアであり創業者である御木本幸吉翁は、優れた起業家で商才に長け、先見性や向上性を持ち、サービスや品質に対するこだわりの精神の持ち主であったといわれています。面接の際に、現在主流となってきている、疾病には強いが製品としての品質は劣るハーフ貝(中国産と国産貝をかけ合わせ)は用いず、国産貝にこだわっているのだという話を聞き、百年以上経った今でも、そういったこだわりの精神をこの会社の根底に感じることができたことが、ミキモトを選んだ大きな理由のひとつです。
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私の大学時代の研究材料はマガキで、実際に海洋での養殖を行っておりました。正直なところ入社するまでは、「貝類の養殖=手間がかからない」と感じておりました。と言うのも、魚類等の養殖のように給餌の必要はなく、それほど管理をしなくとも勝手に育ってくれる…というイメージがあったのです。
確かに管理なしでも貝は育ちます。自然界でそうであるように。しかし、それでは優良真珠を産出することには結びつきません。そこには多くの人が関わり、並々ならぬ労力が費やされており、そのようにして作り出された真珠だからこそ美しいのです。そのことを再認識できたことで、もっと多くの人にミキモトの真珠のすばらしさを伝えたいという思いが強くなりました。
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ミキモト真珠研究所の業務は、漁場環境、生理・生態や育種に関する研究、そして真珠の鑑別・調査・分析など、幅広い分野で多岐に渡っており、真珠に関する最先端の研究が行われています。また、自然豊かな英虞湾に面し、立地にも恵まれています。
研究のための魅力的な要素が、ここ、ミキモト真珠研究所には詰まっていると思います。
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