
香港現地法人のマーケティングマネージャーとして、アジア地域での販売促進活動全般の統轄をしています。具体的には、雑誌広告などのメディアプランの策定と実行や、PR活動、催事の開催などを行っています。ミキモトのターゲットに対し、どのようなアプローチが有効かを考え、実行することが重要な仕事です。また、本社のガイドラインを現地においてもきちんと守るように指導しています。日々の業務ではデスクワークだけでなく、メディアとの付き合いや、店舗でのディスプレイ等のチェックも重要な仕事です。

中国大陸、香港、マカオ、台湾などを併せると、約170名の社員が働いています。地域によって働くスタイルや雰囲気もかなり変わりますが、共通して言えることは「元気がいい」ということです。(「声が大きい」とも言えるのですが…)。伸び盛りのアジアの情勢をそのまま表しているのではないでしょうか。また、日本人スタッフ同士、ローカルスタッフ共に堅苦しい雰囲気はなく、活気のある楽しい雰囲気で働いています。

日本でも有名な、とある女優さんと雑誌の表紙の撮影でご一緒させていただいたときのこと。撮影はなごやかな雰囲気で順調に進み無事終了。彼女はとても日本びいきで、撮影用に着けた商品も大変気に入っているご様子でした。撮影終了後、商品についてあれこれと聞かれ、最終的には商品を購入したいとの申し出があり、そのままお買い上げ!などということがありました。後日その女優の方はお母様を連れて店にもご来店され、再びお買い上げいただきました。

仕事柄雑誌関係、広告関係の方々との仕事が多いのですが、彼らはいろいろなジュエリーブランドとの付き合いが多く、目が肥えていらっしゃいます。そう言った方々から商品などについてお褒めの言葉をもらうときは、やはりうれしいです。また広告やPR戦略の狙い通りに商品販売の動きがあったときは、非常に達成感を感じます。私は入社して約8年間銀座の本店で勤務していました。そのときに得た商品知識やお客様の期待するものを感じる力、商品の魅力を伝える力、それらが今の仕事をする上での自信と裏づけとなっています。

まず入社してすぐに自分とは年齢、社会的地位のかけ離れたお客様とお付き合いすることになり、否が応でもでも自分自身に足りないものを自覚し、補おうと勉強や経験を積むように勤めました。その後も本社の広報宣伝部や現在の仕事でもさまざまな職業の一流の方々と仕事をする機会に恵まれ、日々勉強させてもらっています。

私はもともと「大きな会社」志向ではなく「強い会社、個性的な会社」志向で就職活動をしていました。その中で出会った会社がミキモトでした。入社前のイメージは、「自分とは違う世界に住む一握りの人だけを相手にする銀座の老舗」という少しミステリアスな感じでしたが、実際のところはもう少し普通の会社です(笑)。大きな資本グループに属さない日本の一企業が、海外の大資本ブランドグループの超一流店と並んで出店しているということは、すごいことだと思います。ラグジュアリーの分野でそのような日本企業は他にありません。そのすごさは入社前に感じていた以上のものです。
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